倉庫の王様
夜メシの買い物はさすがに怖いと言うサチはひとりで買い物。



一応街から離れたスーパーだけど俺は車で待機中…。



夜はなに食わせてくれんだろ。



食後にサチは必須だけど。



今日はたぶん逃がしてやんね。



今までいっぱい口実作って我慢ばっかりしてきたけどもう限界。



サチだって限界なんだと思うし…。



今日はたぶんムリ。



「いっぱい買っちゃったぁ~!!」

「使いきれんのかよ…。俺自炊しねぇのに」

「外食ばっかりしてたらメタボになるよ!?」

「だったらサチが毎日作ってくれりゃあいい」

「本気にしちゃうよ?」



ごめん、それは冗談…。



さすがに同棲はマズすぎるし…。



「先生?」

「なんスか?」

「早くお家帰ろう?先生に触りたい…」



よし、帰りましょう。



俺もお前に触りたい。



耐え切れなくてスーパーの駐車場でキスした。



「ん?イチゴ味…」

「し、試食を進められて断れなくて…。ヨーグルトと新発売のチョコも食べさせられた…」



やっぱり今日は強引に攻めよう。



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