倉庫の王様
毛玉が布団の上で爪磨ぎしてるので目が覚めた。



壁に寄り掛かってタバコを吸ってる先生…。



先に起きたなら起こしてよ…。



「まだ寝とけばいいのに」

「服…着てよぉ…」

「お前もな?」



超恥ずかしい…。



先生の顔がまともに見れない…。



「照れんなよ…。俺も恥ずかしい…」

「先生がいたら着替えられないから早く下に降りてよ…」

「はいはい、で…大丈夫か?」

「あっ…平気…です…」

「なら…よかったです…」



なんだか先生がカワイイ…。



元から照れ屋ではあったけど…。



あぁ恥ずかしい…。



パンツ姿の先生はそのままバスルームへ入ってった。



早く着替えちゃおう…。



布団の中にある服を探し出して急いで着た。



ちょっとお腹痛いかも…。



リアルに感じた昨日の出来事…。



やっぱりまともに先生の顔見れないかも…。



「おはよう毛玉…。どうしようか…」



やけに意識しちゃうよ…。



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