倉庫の王様
その後もくだらないメールが先生からたくさん送られて来た。



授業どころじゃない…。



『あたし勉強してるんだけど!!』

『お前進学すんの?嫁にこねぇの?』



よっ!?



なななななっ!?



なにサラッと言ってるの!?



冗談!?



「信じらんないっ!!」

「龍ヶ崎、なにがだ?」

「えっ!?あっ…Shinji…run…Nine…?」

「今はシンジの話しじゃない」

「すいません…」



怒られたじゃん!!



もうメールしない。



先生の大バカ!!



絶対シカトしてやるんだから。



でも進路か…。



あたしはなにになりたいんでしょうか…。



ギャルにはなりたくないことは確か…。



『先生、進路の相談に乗ってくれる?』

『了解~。今から外行く~』



そのメールだけを入れて携帯を閉じた。



その日はそのまま連絡を取らず、みんなを連れて家へ帰った。



3人の友達とヒカリ。



仲良しの友達…。



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