倉庫の王様
先生のおかげで流れたあたしの改造計画。



危なく耳に穴開けられるとこだったよ…。



よかったよか…よくないですよね。



「なんのドッキリ!?」

「いや、ドッキリとかじゃなくマジで俺ら付き合ってて…」

「いつから!?」

「えーっと…去年の夏前から付き合って、年明けに少し別れて…また復縁した次第であります!!」

「はぁ?宮さん教師じゃん!!」

「理事長と言いな」

「それもっとダメ!!全然気づかなかった…」



とにかく謝るだけ謝った。



あたしの友達はイイコ達ばっかりだって信じてたもん。



黙ってたことも、禁断の関係は世間に対する裏切りだってことも。



ちゃんとわかってるつもり。



だけど好きの気持ちの方が大きいんだって…。



「わかって…くれる?」

「誰にも言わないよ。だから1日だけ宮さん貸して!?」

「えっ!?それは絶対ダメ!!みんなカワイイから先生が浮気しちゃう!!」

「あはははっ!!サチも恋してたとかマジウケる~!!しかも元担任っ!!」



笑い話しになっちゃった…?



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