倉庫の王様
少しどころじゃなくヒマになったせいで突撃帰宅後のサッチャン。



なんかやっちゃうんだ。



あれがアイツらじゃなく高橋だったらと思うと超怖い…。



「もうここ来んの控えるから」

「危険だもんね…」

「会う時はマメに連絡取り合ってないとダメだな」

「うん…」



後1年、絶対バレないようにしなきゃ。



これ以上他のヤツに知られないようにしよう。



サチの部屋を出るとアユミの周りに女子高生が群がってた。



「宮さん帰んの?」

「あぁ、邪魔したな」

「「バイバ~イ!!」」



現金なヤツら…。



でもアユミのおかげで助かりました。



「遊和、あたしはサッチャンの応援はするけど遊和のこと許したわけじゃないから」

「お姉さんって宮さんと知り合い?」

「昔はカワイかったんだよ~?女の世話ばっかりさせられたけど~」



俺だって何度お前の別れ話に付き合ったんだよ…。



アユミの元カレに殴られたこともあったのに…。



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