倉庫の王様
俺らしかいない島で後ろは森だし…。



すっげぇバカになっても許されたりするんじゃね?



しかも今日は天気がよくて夏みたい。



さすがに日焼けするほどの紫外線はないけど、余裕で海に入れる温かさ。



俺の頭も暖かくなっちゃうじゃん?



すぐにシャワーを浴びてからサチの元へ行った。



抱きしめちゃえ。



「な、なに!?」

「今日は誰にも邪魔されねぇし。バレる心配もない。ふたりだけ」

「うん…」

「いっぱいくっついてたい」

「あたしも…くっついてたい…」



そんなサチが好き。



口ではあんまり好きとか言わねぇけど…。



だけど行動で伝わるよな?



「早く食べてゴロゴロしよ?」



ゴロゴロで済むとお思いか?



残念ながら今日はタダで終わる気はねぇよ?



心の中でそう思ったけど何食わぬ顔でサチが作った冷やし中華を食べた。



片付けももちろんふたりでやるし、寝る準備もふたりでやった。



あとは…自由時間っ!!



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