倉庫の王様
6月前に引っ越し予定のうち。
あたしの部屋と、父の部屋。
リビングと物置になってる部屋しかないこのマンション。
子供が生まれたら手狭になっちゃうから引っ越すの。
父の仕事部屋と、あたしの部屋と夫婦の部屋。
それにやっぱり子供の部屋も必要だから。
「この際だから新築がいいよね~」
「お金は大丈夫?」
「サッチャン、父はすごくお金持ちだよ?知らないの?」
知らないよ…。
お小遣も毎月決まった額じゃなくて必要な時とか父の気が向いた時だし。
うちがお金持ちの部類なのかは今まで全くわからなかった…。
一軒家を探してるみたいで、あたしの希望は先生の家の近くって言っといた。
それから家も決まらず、連休が終わった。
「サチ!!」
「イブ君っ!!おはよ…」
「お前…男いんの?」
「へっ!?」
久しぶりに会ったイブ君から触られた首…。
あっ!!
き、キスマーク…。
咄嗟に手で隠した。
あたしの部屋と、父の部屋。
リビングと物置になってる部屋しかないこのマンション。
子供が生まれたら手狭になっちゃうから引っ越すの。
父の仕事部屋と、あたしの部屋と夫婦の部屋。
それにやっぱり子供の部屋も必要だから。
「この際だから新築がいいよね~」
「お金は大丈夫?」
「サッチャン、父はすごくお金持ちだよ?知らないの?」
知らないよ…。
お小遣も毎月決まった額じゃなくて必要な時とか父の気が向いた時だし。
うちがお金持ちの部類なのかは今まで全くわからなかった…。
一軒家を探してるみたいで、あたしの希望は先生の家の近くって言っといた。
それから家も決まらず、連休が終わった。
「サチ!!」
「イブ君っ!!おはよ…」
「お前…男いんの?」
「へっ!?」
久しぶりに会ったイブ君から触られた首…。
あっ!!
き、キスマーク…。
咄嗟に手で隠した。