倉庫の王様
そういえば先生はあたしのなにを好きになったの?



知りたい…。



ご飯を食べて部屋に戻った時に聞いてみた。



「先生、あたしのどこが好き?」

「ちっちゃくてスッポリ隠れちゃうとことか」

「身長…?」

「笑った顔と、なにげに強いとこ。あと、俺のことが好きなとこと…」

「もうイイ!!恥ずかしい…」

「じゃあ逆に、サチは俺のなにがいいわけ?」



先生のなに…。



なんだろう…。



全部好きなのはもちろんだけど…。



「顔…」

「なんかソレ前も聞いた…」

「うん…あと甘いとこも好き!!それと~、いっぱいチューしてくれるし、ギュッてしてくれる!!」

「ベタ惚れだな」

「ベタ惚れですよ?」



先生の熱い腕があたしを抱きしめた。



先生の体が熱っぽいせいで顔が熱い…。



「名前呼んで…?」

「遊…和っ…」

「風邪あげる」



このキスも大好き…。



早く元気になって元カノ追い出してね?



あたしは先生のこと、ちゃんと信じてるから…。



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