倉庫の王様
【遊和】
1年に1回くらい思い切り熱を出す。
今回はサチにかなり助けられた…。
2日寝込んで復活した俺は、アユミと一緒にガレージへ帰った。
仕事をやめて行く宛てもなく人んちでグータラしてる俺の元カノ。
去年の同窓会以来の再開だった。
歳的にキャバクラ勤めにも限界を感じてやめたらしいんだけど、ホストやってた彼氏に家財道具を持ち逃げされたとかって話し。
もちろん、チユの貯金も一緒に。
まぁ昔から知ってるヤツを文無しで放り出すのが少しだけ気の毒で、話しだけ聞いて真央に引き取ってもらおうとしたのに…。
真央がチユは嫌いだからって受け取り拒否されたわけ…。
で、今もシャッター開けたら自分ちのように部屋着でくつろいでる。
「おかえり~」
「久しぶりだね、チユ」
「アユミ!?ちょっと遊和!!なんでアユミなんか連れてくんの!?」
「なんか?あんたに『なんか』呼ばわりされたくないんだけど」
アユミとチユはかなり仲が悪いわけです…。
1年に1回くらい思い切り熱を出す。
今回はサチにかなり助けられた…。
2日寝込んで復活した俺は、アユミと一緒にガレージへ帰った。
仕事をやめて行く宛てもなく人んちでグータラしてる俺の元カノ。
去年の同窓会以来の再開だった。
歳的にキャバクラ勤めにも限界を感じてやめたらしいんだけど、ホストやってた彼氏に家財道具を持ち逃げされたとかって話し。
もちろん、チユの貯金も一緒に。
まぁ昔から知ってるヤツを文無しで放り出すのが少しだけ気の毒で、話しだけ聞いて真央に引き取ってもらおうとしたのに…。
真央がチユは嫌いだからって受け取り拒否されたわけ…。
で、今もシャッター開けたら自分ちのように部屋着でくつろいでる。
「おかえり~」
「久しぶりだね、チユ」
「アユミ!?ちょっと遊和!!なんでアユミなんか連れてくんの!?」
「なんか?あんたに『なんか』呼ばわりされたくないんだけど」
アユミとチユはかなり仲が悪いわけです…。