倉庫の王様
体を揺すられて目が覚めた。



先生の顔が近い…。



超カッコイイ…。



「メシにしよっか」

「今日帰りたくない…」

「明日学校だろ。父に何言われっか…」

「結婚して?」



きっとボーっとしてた。



口から出たプロポーズに固まる先生…。



今のは本気じゃないから!!



「俺はお前にちゃんと自立してほしいと思ってる。社会ってもんも知ってもらいたいし…。だから…」

「じょ、冗談だから!!ちょっと思っただけで今すぐとか思ってないし!!」



困ったような顔しないでよ。



なんだかすごくショック受けちゃうじゃん…。



「大丈夫、ちゃんともらってやるから」

「ごめん…」

「なんだよ。謝んなよ…。ってか俺こそごめん」

「ご飯食べよう!!」

「サチ!!ちゃんとお前との将来、考えるから。だからお前も自分のこと、ちゃんと考えろ」



先生の進路…。



嬉しい…。



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