倉庫の王様
本気で帰る気はないらしい先生と帰った家。



すっごく広くてオシャレなお家。



あたしの部屋は2階で、父の仕事スペースが丸々3階。



アユミさんと父と赤ちゃんの部屋は2階のいちばん大きな洋室。



その他に3部屋、空っぽです。



一応ベッドとテレビだけを置いてある部屋はあるんだけど…。



そこに寝たりしないよね…。



「風呂どこ?」

「廊下真っすぐ行けばわかるよ。トイレの隣」

「了解~。たらふく食えな?」



なんでそんな意味深な発言!?



だけど食べたオムライスはやっぱり美味しくて…。



大きめだったのに完食しちゃった…。



もう22時なのに…。



おいしかったよ…。



絶対太る。



食器を片付け終わったら先生がやって来た。



「風呂までデカいのな!!」

「先生の実家だってすごいじゃん」

「うちはヒノキ風呂だから」

「なんか納得…」



先生の部屋も畳だったし…。



家とは真逆のお家だね。



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