倉庫の王様
あたしもお風呂に入って寝る準備はできたんだけど…。



落ち着かない。



すっごく落ち着かないの!!



リビングのソファーでタバコを吸いながらテレビを見てるあの人!!



先生が家にいるのが不思議なんだもん…。



「おせぇよサチ~」

「髪乾かすのに時間かかって…」

「寝っか!!」



寝る…か…。



初めて新しい部屋に先生を入れた。



前より広くなった部屋だけど、置いてるモノとかは変わってない。



だからあんまり楽しくないよね…。



「サチのベッド久しぶり…」



ポフッと俯せになった先生が横を向いてニヤッとした。



あたし、ヒヤッとしてる…。



「おいで、チビ助」

「つ、疲れたから…今日は…」

「今日は?」

「シない…よ?」

「へぇ~、俺が毎回襲うようなヤツだと思ってたんだ。寝ようとしてんのにな。どっちがエロいんだか」



なっ!?



すっごい意地悪顔!!



く、悔しいっ!!



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