倉庫の王様
それ以上なにもできなかった。



触っちゃいけない気がして…。



なんなんだこの感じ…。



「お前と俺ってどれくらい付き合ってた?」

「去年の6月くらいから…」

「じゃあもう1年…」



そんなに禁断の関係でいたなんて…。



俺が?



信じらんねぇ…。



「メールとか残ってる?」

「いっぱいある!!改めて見るの恥ずかしいから先生が見て!!」



アドレスは変わってて俺のかどうか微妙な感じだった。



だけど内容が…。



すっげぇ恥ずかしいのばっかり。



これ、俺じゃねぇって…。



「他人のメール読んでるみたい…」

「先生だよ。全部先生がくれたんだよ…」

「俺こんな…」

「両想いだったんだよ…」



それはメールの内容見たらわかるけど…。



マジかぁ~…。



「どんな…ヤツだった?」

「ひたすら甘い。ヤキモチいっぱい妬くし、照れ屋だし…カワイイけどかっこよくて…」

「もういい!!わかった…」



めちゃくちゃ恥ずかしい…。



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