倉庫の王様
なんでも知ってるよ、先生のことなら…。



好きな服だって、嫌いな食べ物だって。



先生が大好きだもん…。



「疲れねぇの?」

「乗ってるだけだから疲れないよ!!」

「違くて…俺のこと追っかけて…」

「あっ、気にしないでください!!あたし、好きでやってるから」

「そう…ならいいけど…」



あたし達って別れてるのかな…。



ねぇ先生?



もう一度、あたしを好きになることはあるの?



期待はしない方がいいの?



どうしたら伝わるのかな?



「とにかく今日は楽しもうか」

「うん!!」



そんなこと言われたら先生に遠慮なんてしたくなくなる。



気なんか使いたくない。



いつもの先生だと…思いたくなる…。



大好き…。



先生が苦しいくらい大好き…。



だから先生も…。


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