倉庫の王様
しばらく黙って映画を見てたらいつの間にかサチが眠ってた。



寝るなら退屈なラブストーリーなんか借りてくんなよ…。



マジカワイイな…。



膝の上に乗ってるサチの頭を撫でて、俺の服を握ってる手にキスした。



短いスカートからパンツが見えそうで、焦ってブランケットをかけた俺…。



このままだとヤバい…。


サチから離れてムダに風呂掃除をした。



落ち着け自分。



サチは俺の知らない俺を知ってんだ。



下手なことして嫌われたらどうする?



そう思うと怖くて手が出せない。



『好き』って怖い…。



風呂掃除が終わっても起きないサチ。



ネットで車を探した。



それでも起きないサチにモヤモヤする心…。



近づいて気づかれないようにキスした。



なのにパチッと開いた目…。



「もっと…」



囁くようにそう言うサチに俺の本能全開。



キスしてキスしてキスして…。



サチが欲しい…。



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