倉庫の王様
泣く泣く帰したサチ。



今度は家に行こう。



サチの親に謝って、これからもヨロシクと…。



サチの義理の母親があのアユミだなんてマジでビビったけど…。



で、俺は今から幸せに浸って寝る。



たくさん幸せだったから、今日はゆっくり眠れそうだ…。



幸せの気分のまま、次の日は真央に会いに行った。



「髪切って~」

「ん、休憩中に切ってやるから座って待っとけ」



黒髪がイヤでイヤで染めた金髪。



教頭に怒られたけど…。



でもこっちの方が俺っぽいっしょ。



しばらく雑誌を読んで、最近のファッション勉強…。



うん、全くわからん。



あっ、サチが着てたTシャツだ…。



「遊和、あの角に座れ」

「おぅ!!」

「機嫌いいな…。どんな風の吹きまわし?」

「昨日サチが来て、幸せに浸った」

「ははっ!!やっぱり遊和は遊和だなっ!!」



こんなだったのか、俺…。



今かなり顔緩いぞ…。



ニヤニヤ止まらん…。



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