倉庫の王様
メシも食わせてもらい、なにげに海外満喫中の俺。



言葉が全くわからず、通訳を通して学校の周りを観光。



ニューヨークとかも行ってみたいわけ。



まぁ行っちゃうけど。



で、日本でも有名なブランドショップに立ち寄り、キラキラのダイヤがちりばめられた指輪を購入。



これはいつかのために買っとくもの。



俺の決意も込めて。



「彼女さんにお土産ですか?」

「お土産じゃなくプレゼントかな?アイツ、喜ぶかなぁ?」

「ふふっ、宮さん少年っぽいですね」



うっせ…。



好きな女にモノ選ぶ時はワクワクするもんだ…。



初めて送るアクセサリー



サチに似合うのにしたからな。



いつか渡せるように…。



太って指輪入んなかったら許さねぇからな!!



初めての海外を大いに満喫した俺は、3日後に日本に戻った。



もちろん、指輪も一緒に。



「おかえり遊和」

「出迎えとはトーヤらしくない」

「サッチンが体調崩して休んでるよ~」



サチが?



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