倉庫の王様
キングin倉庫
【サチ】
毎日通う体育館裏の倉庫。
そこにあるのは使われてないマットとか、破れたネット。
どこかから持って来た古ぼけたソファーと、灰皿代わりの真っ赤なバケツ。
そしてこの倉庫の王様。
「おはよ~!!」
「ん…」
「元気ないなぁ~…。よく教師になったね?先生は夜型の方が似合うよ?」
「黙れ…。頭いてぇから…」
この前あげた飴も全く効かなかったのか、今日は本当に具合が悪そう。
看病してくれる8人の彼女は?
「龍ヶ崎、お前なんでココくんの?俺しかいねぇのに」
「先生の弱み握ってテスト問題教えてもらうため」
「残念ながら俺はセクハラしても不正はしないの」
先生だって気付いてるでしょ?
あたしが先生を想ってることくらい。
好きじゃなかったらこんなに毎日会いに来ないよ。
「コラ、お前はあっちだろ」
「たまには座らせてくれたっていいじゃん!!」
「ダメ。コレ運ぶの苦労したんだから」
ソファーは先生のもの。
毎日通う体育館裏の倉庫。
そこにあるのは使われてないマットとか、破れたネット。
どこかから持って来た古ぼけたソファーと、灰皿代わりの真っ赤なバケツ。
そしてこの倉庫の王様。
「おはよ~!!」
「ん…」
「元気ないなぁ~…。よく教師になったね?先生は夜型の方が似合うよ?」
「黙れ…。頭いてぇから…」
この前あげた飴も全く効かなかったのか、今日は本当に具合が悪そう。
看病してくれる8人の彼女は?
「龍ヶ崎、お前なんでココくんの?俺しかいねぇのに」
「先生の弱み握ってテスト問題教えてもらうため」
「残念ながら俺はセクハラしても不正はしないの」
先生だって気付いてるでしょ?
あたしが先生を想ってることくらい。
好きじゃなかったらこんなに毎日会いに来ないよ。
「コラ、お前はあっちだろ」
「たまには座らせてくれたっていいじゃん!!」
「ダメ。コレ運ぶの苦労したんだから」
ソファーは先生のもの。