倉庫の王様
でもこう胸の奥がキュ~ッてすんだ。



これって完璧にハマってる証拠だと思うし…。



でも今からサチのことは内緒。



「遊和だぁ~!!久しぶり~!!」

「お前ママになったんだってな!!」

「あんたこそ教師だって!?その髪で!?信じらんな~い!!」

「俺も~」



久しぶりに会った同級生達は少々大人になってた。



結婚したヤツもいるし、社内恋愛してるヤツとか。



禁断なんて俺だけだったりする?



「遊和、隣いい?」

「ダメダメ。俺今本命いるし」

「本気になったことないくせに?」

「お前めんどくせぇ」

「いいじゃん。適当な人付き合い得意でしょ?」



昔の彼女で別れた後もズルズル関係持ってたヤツ。



そんな俺の状況を見てるかのようにサチからのメール。



『これってキスマークとかってヤツでしょうか…』



さっき着けたキスマークが写メになって送られてきた。



いまさら気づいたか。



やっぱり今はお前以外興味ねぇや。



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