なんでも屋 神…第一幕
久しぶりに忙しかった三日間を終え、家に帰るなりベットに倒れ込む。



あれから二日間は[なんでも屋]の通常業務をこなし、今日は飛び込みで引っ越しの手伝いが二件。



まだ小龍からの電話は無く、ノリからも羽尾の変わった様子は聞いていない。



…奴等がそう簡単に尻尾を出す筈無いが、ただ待つと言う事は以外と辛いものだ。



気が付けば一葉にも連絡してないな…アイツからも連絡が無いし、まぁJと上手くやっているなら俺に文句は無い。



[住谷組]の残党が絡んでくるなら、一葉を俺の周りに置いておきたくはないから丁度良い。



人間の想像力や学習能力の高さは、生活水準を上げ暮らしを豊かにする。


だが、時に災いの副産物も齎す(もたらす)。それは何も環境破壊だけでは無い。



俺の場合は、携帯に内蔵されている小さなカメラだった。
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