WILD ONE ~キミに夢中~
「2回も?」
「行けばいーじゃん。好きなだけ行けばいーじゃん!ね!ね!?」
いたたまれない気持ちが先走って、声に妙に力が入ってしまう。
そして、声高にラブホテルを強く勧めてしまった自分がちょっと恥ずかしい……。
頬がちょっと赤くなっているだろう私を見て、中山が急にニヤっとしだす。
「な……なに?」
ゴリラのニヤニヤはさらに顔中に広がって。
「『2回イケばいい』なんて『好きなだけイケば』なんて。この青春真っ盛りの若者に刺激的な事言ってんじゃね~よ。誘ってんのかよ?」
「……ち、違う!違うってば!……サイテー!!中山ってサイテー!!」
私は凍死したくないだけなのに!
ケタケタ笑う中山に向かって叫ぶ私。
「あ?どこがサイテーなんだよ。自然の原理だ。あぁけど、安心しろ、相手はお前じゃねぇ。相手はさっちゃんだ。勘違いすんな?」
「ししししねーよ」
もちろん相手が自分だなんて思ったもことねぇよ!!
てか“さっちゃん”って誰だよ。
「行けばいーじゃん。好きなだけ行けばいーじゃん!ね!ね!?」
いたたまれない気持ちが先走って、声に妙に力が入ってしまう。
そして、声高にラブホテルを強く勧めてしまった自分がちょっと恥ずかしい……。
頬がちょっと赤くなっているだろう私を見て、中山が急にニヤっとしだす。
「な……なに?」
ゴリラのニヤニヤはさらに顔中に広がって。
「『2回イケばいい』なんて『好きなだけイケば』なんて。この青春真っ盛りの若者に刺激的な事言ってんじゃね~よ。誘ってんのかよ?」
「……ち、違う!違うってば!……サイテー!!中山ってサイテー!!」
私は凍死したくないだけなのに!
ケタケタ笑う中山に向かって叫ぶ私。
「あ?どこがサイテーなんだよ。自然の原理だ。あぁけど、安心しろ、相手はお前じゃねぇ。相手はさっちゃんだ。勘違いすんな?」
「ししししねーよ」
もちろん相手が自分だなんて思ったもことねぇよ!!
てか“さっちゃん”って誰だよ。