WILD ONE ~キミに夢中~
アーメン、と祈る私の横から
「……それ、うるせぇんだけど」
と低く唸るような高藤の声が響いた。
あぁ、中山ってばすでに“それ”呼ばわり?
モノ呼ばわり?
ぷ。じゃなくて……
仕方ないよねぇ。
意味ないエロを全開にするからねぇ。
「……だから、うるせぇんだけど?」
苛立ちを含む高藤の声に私までドキドキしてしまう。
早くその視界にチカチカするピンクをしまえよ!
と中山を見るけど、中山はまるで気にする素振りもなく
それどころかピンクのチケットをおでこに張り付けようとしている。
……中山クン?
そろそろ本当に殺されますよ?
おふざけもほどほどに──
そう言おうとしたら、『出来た!』とピンクを上手く付けた中山に先を越された。
「タキちゃん?うるさいってよ?なんでフルシカトしてんの?」
「……は?」
「……それ、うるせぇんだけど」
と低く唸るような高藤の声が響いた。
あぁ、中山ってばすでに“それ”呼ばわり?
モノ呼ばわり?
ぷ。じゃなくて……
仕方ないよねぇ。
意味ないエロを全開にするからねぇ。
「……だから、うるせぇんだけど?」
苛立ちを含む高藤の声に私までドキドキしてしまう。
早くその視界にチカチカするピンクをしまえよ!
と中山を見るけど、中山はまるで気にする素振りもなく
それどころかピンクのチケットをおでこに張り付けようとしている。
……中山クン?
そろそろ本当に殺されますよ?
おふざけもほどほどに──
そう言おうとしたら、『出来た!』とピンクを上手く付けた中山に先を越された。
「タキちゃん?うるさいってよ?なんでフルシカトしてんの?」
「……は?」