WILD ONE ~キミに夢中~
ズズッと畳が擦れて、『じゃ、いいじゃん』と立ち上がったアッキーがこちらに向かってくる。
よくないし、こっちに来るな。
今こそ、テレビの下に寝てりゃいいのに。
私の事なんて気にせず、ゆっくり寝てりゃいいのに。
アッキーの後ろじゃ待望の『ポロッ』が起きているというのに……。
「てか……。人助けのつもりで。ね、俺が暴走したら……止めてくれればいいから」
「……人助け?暴走?」
アッキーが近づいて、右手が伸びてくる。
「じ、自分で止めれるでしょ?暴走。人助け?んなの意味わかんないし」
てか何この変な雰囲気は。
なんで私、金縛り?
「タキが俺を好きじゃなくてもいいから……」
アッキーの右手が私の髪に到達して……
「フニャ……」
私は腰から砕けた。
床にへたり込む私に『本当に耳弱いよね、タキちゃんは』と笑うと縁側から出て行く真っ赤。
……トマト、お忘れですよ。
よくないし、こっちに来るな。
今こそ、テレビの下に寝てりゃいいのに。
私の事なんて気にせず、ゆっくり寝てりゃいいのに。
アッキーの後ろじゃ待望の『ポロッ』が起きているというのに……。
「てか……。人助けのつもりで。ね、俺が暴走したら……止めてくれればいいから」
「……人助け?暴走?」
アッキーが近づいて、右手が伸びてくる。
「じ、自分で止めれるでしょ?暴走。人助け?んなの意味わかんないし」
てか何この変な雰囲気は。
なんで私、金縛り?
「タキが俺を好きじゃなくてもいいから……」
アッキーの右手が私の髪に到達して……
「フニャ……」
私は腰から砕けた。
床にへたり込む私に『本当に耳弱いよね、タキちゃんは』と笑うと縁側から出て行く真っ赤。
……トマト、お忘れですよ。