time


「なんだぁー。よかった♪♪」

「でさぁ、聞きたいことがあるんだけど。
美絵って―――」


せっかく話していたのに先生にあてられ会話終了。



メグは、ニコニコ笑顔の太陽みたいな子。

自然と緊張を解かす力があるのだ。


話しているうちにすっかりメグと仲良くなった。






放課後



♪ピロリロリン~



仲良くなったメグと亜美と一緒に帰る途中、メールの受信音が鳴った。



ポッケから取り出しすぐに受信ボックスを開く。


[ From 海斗
 題 久しぶり
 
 本文 
 美絵~元気か?
 明日会えると思うから待っててな!! ]



横から覗き込むメグ。

「誰から?まさか彼氏じゃないよねェ?」

「アイツか、久しぶりなんじゃない?」



坦々とした亜美との会話に、1人会話に入れないメグがさらに声を大きくする。


「アイツって誰なのぉ~!!」

「彼氏からだよぉ~♪」

思わず笑みがこぼれる。




そう容量がない一番の理由は、付き合って5年目になる彼氏からのメールを保護してるから。



―矢島海斗―



よっぽど衝撃的だったのか、それとも珍しいのか興奮気味のメグが次々と質問をしてくる。


「本当に!?えっ、何歳?名前は?どうやって知り合ったの??」


「チョット待って!そんなにいっぺんに答えられないってぇ~」

その隣にいる亜美があきれながら、子供に言い聞かせるようにメグに言った。



「・・・ハァー。落ち着けってェ。」


亜美のおかげでようやく落ち着いたメグにゆっくりと話し始めた。



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