time


思いのほか校内は広くて、教室までの道のりは長かった。

無事、教室へ辿り着いたあたしは考えていた。

さっき、亜美と騒いでいた(あたしが)せいで皆はもう中でグループになり始めていたのだ。


「どぉしよう・・・」


微妙に開いている扉の隙間から中を覗く。

完璧入れる空気じゃない。

開けた瞬間いっせいに視線が集まるだろう。


しかも、あたしはどっちかというと目立つほうだ。

いや、言動がじゃなくて容姿が。

可愛いものLove、メイクだってするし。

学校でだって1度も気を抜いたことはない。



でも、そのせいで軽い女だと勝手に認識され、集まってくるのはチャラ男とギャルばっかり。。。

あぁーどうなるのかなぁ、高校生活は・・・。


とりあえずここをどぉ乗り越えるかを考えることが先。




そして必死に考えた結果がコレ↓

①笑顔で教室に入る
②明るく元気に「おはよう~」と言う
③テキトーに近くの子に話しかける→仲良しに!!


良いのかは分からないけれどやるしかない!

意を決して扉に手をかける。







「よしッ、入ろう!」



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