私と5人の王子様



ダッ―――――

「…ッ!」

私はいつのまにか家までの帰路を走っていた。



家に着き、バッと後ろを確認する。


「…はぁ…良かった…」


もう来ていない事を知り、ほっとした。

はぁはぁ、と呼吸を整えながら玄関の扉に手をかけた。


――カチャ
「ただいまぁー」とリビングに声をかけながら脱ぎ捨てた捨てた靴を揃える。



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