私と5人の王子様




「おかえりー。ちょっとこっちきなさーい」

と、母親から声が返ってきた。

「はぁい、今行くー」

と返事をしてリビングに入った。


――カチャリ





……あぁ、私、
ついに頭がいってしまったのかしら。

でもきっとこれは現実


――正直、物凄くびっくりした

いや、「びっくりした」なんてものではない。




開いた口が塞がらない、とはきっとこのことだ。


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