くろねこ。
それからご飯を食べに連れていってくれ、日和くんの所に戻ったのは夜の9時を過ぎていた。
日和くんはずっと寝てるのか、でていった時と同じ体制だった。
荷物を置いて用事があると3人とも帰ってしまったので、今日買って貰った物をひらきながら思い出した笑いを噛み殺した。
ゆっくりするとお風呂に入りたい衝動。
そっと日和くんに近寄る。
「あ、あのー・・・お風呂、借りたいんですけど・・・。」
揺するが無反応なその大きな体。
「あのっ・・・。」
トントンと叩くと少し目を開けてこっちを見た。
「あっ!あのっ!・・・ぎゃあぁっ!」
「もちょっと可愛い声出せよな・・・待って・・・ねみぃ・・・。」
そう言い、私を抱きしめたまま眠りだした。