ラストゲーム
「ギャー!!誰か助けてー。」




張り込みをしていると向かい側から必死の形相で女子高生らしき少女が走ってきた。




誰かに追い掛けられているようだ。




私はその危機迫る様子にただならぬ予感を感じ、走ってくる少女を路地に引き込んだ。




息を切らしている少女。




「何があったんだ?」




私は彼女に問い掛けた。




彼女は暗い表情のまま、ただ震えていた。
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