ラストゲーム
「援交か・・・?」




私は、軽蔑の眼差しで彼女を見つめた。




彼女は何も言わずただ泣く。




私は人の涙に縁があるらしい。




どうせ金欲しさに援交やろうとして、直前で怖くなって逃げて来たって所だろ?



と、冷めた心で彼女を保護していたのだが真相は、違った。




真実は慰めの言葉も見つからないほど、暗く陰湿なものだった。
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