Jam Diary ~3ヵ月で何度、トキめきますか?~
どうせなら朝まで一緒にいればいいんだ。
はるかとタケルの顔を思い浮かべながら、そう思った。
タケルのやつ、ガキみたいに遠慮してないで、もっと積極的にいけばいいのに。
はるかが他の男にトキめく暇がないくらい、強引に迫っちゃえばいいのに……。
「ナミ。そっち行くと頭打つよ」
「……へ?」
テルさんの声で、あたしはハッと目を開けた。
あ……。
寝てたのか、あたし。
不覚にも、うたた寝していたらしく、左側の窓ガラスに頭をぶつけるとこだった。