Jam Diary ~3ヵ月で何度、トキめきますか?~

どうせなら朝まで一緒にいればいいんだ。

はるかとタケルの顔を思い浮かべながら、そう思った。


タケルのやつ、ガキみたいに遠慮してないで、もっと積極的にいけばいいのに。

はるかが他の男にトキめく暇がないくらい、強引に迫っちゃえばいいのに……。



「ナミ。そっち行くと頭打つよ」

「……へ?」


テルさんの声で、あたしはハッと目を開けた。

あ……。
寝てたのか、あたし。

不覚にも、うたた寝していたらしく、左側の窓ガラスに頭をぶつけるとこだった。
< 158 / 392 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop