Jam Diary ~3ヵ月で何度、トキめきますか?~
「そんなの、あんたに関係なくない? 仮にあたしがテルさんと付き合っててもっ――」
「お前は」
急に立ち上がったダイスケの視線が、上からあたしを射抜いた。
「お前は、ずっと俺のこと好きなんだと思ってた」
「……っ」
怒りで頭が真っ白になるなんて、人生で初めてだ。
あたしは衝動的に、ダイスケにバッグを投げつけた。
「いってぇ」
「バカにすんのもいいかげんにしてよ! 誰があんたを好きって!?
あんたなんか……昔、1回ヤッただけじゃん!」