Jam Diary ~3ヵ月で何度、トキめきますか?~

天馬さんはまるで、子供を寝かしつけるように

とん、とん、と優しいリズムで私の背中を叩いてくれた。


おそらく半分眠りながらの行動だから、時々リズムが乱れたけれど、ずっと。



男の人からこんな風に扱われたこと、今までなかった。

いつもはどちらかといえば、私の方が男の人の『お母さん』みたいな感じで。


だから、甘やかされることがこんなに気持ちいいなんて、知らなかったんだ……。



ドキドキと安心感の両方に揺さぶられながら

結局私は、そのあと一睡もできずに朝を迎えた。



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