Jam Diary ~3ヵ月で何度、トキめきますか?~
サイテー最悪の思い出。
思い出すたびに頭を抱えて、のたうち回りそうになる。
だからあたしはあの日から、ダイスケに興味がないフリを続けてきたんだ。
こっちだけが本気だったなんて、絶対にプライドが許さないから……。
「ナミちゃん」
突然、事務室のドアが開いて、店長が話しかけてきた。
「はい」
「ナミちゃんのお友達に、緊急でバイト来てくれる子いないかな? 夕方から来るはずだった人がキャンセルになっちゃって……」
相当困った様子の店長。
助けてあげたいけど、今日は平日だし、みんな仕事か学校だ。
……あっ。たしかはるかが、今日休みだったはず。
「電話して聞いてみます」