Jam Diary ~3ヵ月で何度、トキめきますか?~
どうしよう。このタイミングで話したら、よけいにややこしくない?
あたし、波風立てないとか、そういうの下手だし……
「あれー? お前ら、何言ってんの」
突然、あっけらかんとした声が響いた。
全員の視線がそっちに移る。
「んなの、オーディションの打ち合わせのために決まってんじゃん。なぁ、ナミ?」
ダイスケ……。
「え? オーディションって?」
ザワザワし始めるみんなに
「だーから、ニューヨーク! だいぶ前の飲み会んとき、ナミが報告してたじゃん。お前らだって応援してただろ。
あっ、さては酔っ払ってて覚えてねーんだろ」
シレッと押し通すダイスケ。