Jam Diary ~3ヵ月で何度、トキめきますか?~

久しぶりに見たタケルの顔。

少し髪を切って、雰囲気は大人っぽくなってたけど

あいかわらずの童顔に、華奢な体つき。


突然、何だかよくわからない感情があたしの中にこみあげた。


……なんでタケルとナミがこんな所にいるの?

なんであたし、こんなに胸が痛いの……?


ナミは冷たい表情であたしたちを一瞥し、足早に去っていく。

そして、それを追いかけるタケル。



「行こう……ダイスケさん」


小さくつぶやくと、ダイスケさんは黙って車を走らせ始めた。




ズキズキ、ズキズキ。


……胸がうずく……。





   ―――HARUKA





< 323 / 392 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop