Jam Diary ~3ヵ月で何度、トキめきますか?~
『お前、もう認めちゃってんじゃん。あいつが好きだって』
『……』
私は時間をかけて、自分の気持ちを初めて正直に話した。
やっぱり結婚はできないこと。
颯太と価値観の違いを感じてたこと。
そしてそれとは別問題で、天馬さんに惹かれてしまったこと。
颯太は立て続けにタバコを吸いながら
『んなの、納得いくかよ。今さら別れたりしねーからな』
すごむような声でそう言った。
おおらかな性格だった彼を、こんな風に変えてしまったのは私だ。
だから颯太が納得してくれるまで、誠意を尽くす責任が私にはあると思った。
結局、話し合いは平行線のまま。
……そして
天馬さんとはあれ以来、一度も連絡をとっていない。