Jam Diary ~3ヵ月で何度、トキめきますか?~
「なんで……? あんな約束、もう無効じゃなかったの?
なのになんで、あんたひとりでこんなの彫ってんのよ……っ」
あたしの下になったダイスケは、あきらめたようにため息をついて
大きな手をこっちに伸ばし、あたしの頬の涙を優しくぬぐった。
「だからぁー。前も言ったべ?
俺、超一途だって」
「……わっけわかんない。
こんなの一途っていわねーよ!バカ!」
「バカ言うな」
「アホ!」
「アホ言うな」
「バカチン!アホチン!」
「でもお前、そのバカでアホな男が好きなんじゃん」
「……っ」
……いけしゃあしゃあと。
あーそうだよ、好きだよ、悪いかよぉ。
「俺も。ナミ、すげー好き」