Jam Diary ~3ヵ月で何度、トキめきますか?~
「これって、ダイスケさんだよねっ?」
瞳を輝かせながら、開いたページを指差す。
そこにデカデカと載っている、ヒゲボウズのふてぶてしい顔をした男は、まぎれもなくダイスケだ。
「あー……うん。どこで見つけたの、こんなの」
「CDショップ。無料だったから手に取ってみたんだけど、知り合いが載ってると興奮するね~っ」
沙耶も横からのぞきこんで、「あ、ホントにダイスケくんだ」とニッコリ。
ふたりとも、あたしが出演するイベントでダイスケに会ったことがあるから、一応顔見知り。
特にはるかの方は、なぜかダイスケのファンなんだ。