Jam Diary ~3ヵ月で何度、トキめきますか?~
「……わかんない」
クッションを抱きしめるような仕草で、シュシュールを抱く。
数日前のあの夜。
思った通り、はるかはタケルに告白されていたらしい。
いつもなら恋愛話は即あたしたちに打ち明けるくせに、今回の件に関しては、3日かかった。
それだけ本気で戸惑ってたってことだろう。
「あたしはね、ずっとタケルのこと、大事な友達だと思ってたもん。いきなりすぎて、頭回んないってゆーか……」
「いや、あんだけ分かりやすく好かれときながら、気づかなかったはるかにビックリだけど」
あたしの言葉に、沙耶が深~くうなずいた。