Jam Diary ~3ヵ月で何度、トキめきますか?~
「……ねぇ。どうしたらいいと思う?」
すがるような瞳で、あたしたちを見てくるはるか。
「それは自分で決めなよ」
つい突き放しちゃうあたし。
「でもタケルならきっと、大事にしてくれると思うよ」
いつも中立な沙耶が、めずらしくそんなことを言った。
はるかは「あぁ~っ、よけいわかんない!」なんて情けない声をあげて、グラスのワインを一気飲み。
お酒弱いくせにそんな飲み方するもんだから、案の定、しばらくすると眠り込んでしまった。