韓国人店長と私~強がった恋の小さな結末~
その日、キャバクラには常連の団体さんがやって来ていた。
その中で私を気に入ってくれている榊原さん。
車屋の社長だ。
「私が免許取ったら車くれます?」
そんな、お酒の入った席での言葉に
「買ってもらえばいいじゃん!」
……と、榊原さんの連れの人が言う。
そして、
「じゃあ中古車だったらいいよ」
苦笑いをしながらも、榊原さんにそう言われた事で心が決まる。
私はもう頼らない。
待ったりしない。
辛くても一人で歩いていく。
だって……。