韓国人店長と私~強がった恋の小さな結末~
「アキちゃん。私、店辞めるんで!」
顔を合わせた瞬間、開口一番にそう言った私に当然アキちゃんは目を白黒とさせ。
「急にどうしたの?」
と、いつもの優しい瞳で……やっぱり魅力を感じずにはいられない綺麗な顔で言う。
そんな彼に私は黙って首を振った。
「突然ですみません。でももう決めたんです」
アキちゃんが何を思ったかは分からない。
けれど……彼は私に分かったと頷いた。
体の関係があった以上、無理を言えなかったのか。
それとも連絡先が分かっているから別に構わなかったのか。