君を拾った。


そう言って達也さんは
俺の部屋を出て行った。


どこか遠くから達也さんの声がした。

「………おらぁ!早く起きあがれ!!!」


…俺と同じく誰かも蹴られたな。


なんて思いながら
俺はベッドから下りた。
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