秘密にし・て・ね(後編)

「こんなとき・・・・・」


友成君はなんとなく言い淀んで言葉を止めた。


「ん?なに?・・・・」


「こんなとき、お前が傍に居てくれたらどんなに良いだろうって思う・・・
仕事で疲れて家に帰っても、お前のこと考えると自然に疲れも吹っ飛ぶっつーか
安心するっつーか・・・・・。おれマジでお前に惚れすぎて最近自分でもこの感情をどうしたら良いのかコントロールできなくなってるよ・・・・お前にはアイツが居るってわかってんのにな・・・・・・・」



そう言って私を見つめる友成くん・・・・・・



何故だろう・・・・・・



そんなこと言われたら目を逸らせない・・・・



そのまま友成くんの顔が近づくと共に佳奈は自然に目を閉じた・・・・

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