秘密にし・て・ね(後編)

「ねえ、でも夏樹そんな大変なのにこんな堂々と病院の入り口で私に会っててもいいの?」


「さあ、だめじゃない?クスッ・・・」


そういって意地悪に笑った夏樹は私の頬に手を当てて引き寄せキスをした。


今までの友成君との情事が頭を過ぎったけど、やっぱり夏樹の温もりを感じるとホッとする。


「夏樹・・・夏樹・・・もっと私を強く抱きしめて・・・」


そういうと、夏樹はきつく抱きしめてくれた。

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