秘密にし・て・ね(後編)
「もしもし、友成君?」
「おう、うしろ向いてみ?」
後ろを振り向くとスーツ姿の友成君が手を振っていた。
「友成君?!どうしたの?」
「さっき、会議が終ってから医務室に行ったらもう花咲は早退したって聞いて外出してくるって理由をつけて花咲の見舞いに向かう途中~」
「そっか・・・・友成君、今日は色々とありがとう。医務室に連れて行ってもらって本当に助かった」
「マジで花咲が倒れてきたときは驚いたわ。で?体調はどうなんだ?」
「うん、医務室の先生は多分貧血だと思うけど精密検査を受けたほうが良いって言うから近々先生の勤務する大学病院に行く事になったの」
「精密検査?」