秘密にし・て・ね(後編)
思わず目に入ったのは今をときめく藤堂夏樹だった。
うわっ本物だ~
佳奈の彼のこと信じてはいたけど、実際目の前に居たら本当だったんだって確信した。
「えっと・・・・どうぞ私を気にせず続きどうぞ。私こっち向いてますんで」
「里奈、何言ってるのよ!ごめんね。里奈が来たの気づかなくて・・・」
「何回かノックしたんだけどお取り込み中だったみたいで・・・・・。」
お取り込み中と聞いて少々恥ずかしくなった。
里奈いつから見てたのかしら?