小さい男の子
朝、目が覚めたあたしは、ベットから出て1番最初にカーテンを開ける。
カーテンを開けると、暖かい朝日に包まれてダルい学校での勉強も頑張ろうって気持ちになれるんだ。
リビングに向かうとお兄ちゃんが朝ごはんを食べていた。
おはよ、なんて会話は、親にだけ。
お兄ちゃんとは、小学校の頃に一緒にゲームしたり、お兄ちゃんとその友達とで、遊んだりもして仲の悪い兄妹ではなかった。
けど、中学に入学してからとゆうもの、全然話さなくなった。
少しは話すけど、一言一言が原稿用紙1行分を超えない会話。
それでも、お兄ちゃんはあたしのお兄ちゃんとして好き。
お兄ちゃんはあたしの事嫌いなんだろうけど。
ま、いっか。
椅子に腰掛け、朝ごはんを食べて、学校に行く準備をして舞を待つ。
舞は、いつも家に来て一緒に行ってくれる。
舞に彼氏が出来たら多分、一緒に帰ったりする事は無くなるんだろうな...
そんな事を考えてるうちに舞が来て、お母さんに呼ばれた。
鞄を手に持ち、急いで玄関に向かう。
そこには、お母さんと話してる舞の姿。
「あ、おはよー」
「おはよー」
そして、行ってきます!って言って、玄関を出た。