小さい男の子



学校に着き、朝のHR。


2組の先生の話は、何処のクラスよりかも長くて、いつも最後に終わる。




その間は、廊下に出てる同級生達を眺めたり、ボーっと先生の話を聞いてるだけ。




そして今日も廊下の生徒達を眺めてた。



そこには、陸君の姿。



ついつい目でおってしまう。


―ドキッ

「...あ」





目が、合った。




ドキドキして、目線をそらす。




何か、あたし変だ。





陸君の事、意識してる?




もしかして、本当に好き?




目で追ってしまうのも、好きだから?




もう、認めるしか、無いのかも。




あたしは、陸君の事が.....




好きだ――



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